Phase3:「乳房再建術」って?

「乳房再建術」って聞くと「何それ?」と思われる方が多いでしょう。
平たく言えば、「失った乳房を人工的に取り戻す」って事です。
ただしこれには費用も時間も非常にかかります。
私も実は乳房切除術を受けた際、同時に再建手術も行っていました。
けれど、途中で断念せざるを得ない状態となり…(涙)泣く泣く諦めました。
今となっては「戦った証って事で〜」と思っていますが、当初は泣き暮らしたモノです。(数日ですが)

再建手術には2種類のタイミングがあります。

1次的再建
摘出手術を受けた段階で同時に再建手術にも着手する方法。
手術が一度で済むので、経済的・肉体的・精神的に楽。
要は片胸がない状態って言うのを見ないで済む部分もあったりします。

ただし再発の心配がある場合には不向きですし、術後いきなり生理食塩水のバッグを傷のある胸に入れるので、
痛みは半端じゃない位あります。


2次的再建
ある程度術後の傷の治りを待って、再建手術をする方法です。
ただしこの場合は再建手術をするまでの段階で片胸がないのを見なくてはいけないので、精神的には辛いかな。
また手術の為に再度入院する必要があります。

再建手術にも幾つかの種類があります。

・人工物を入れる(シリコンや生理食塩水)
この場合は最初生理食塩水のバッグを挿入し、少しずつ食塩水を注入し、ある程度胸の皮が伸びた段階でシリコンを挿入します。
ただし体にとってはシリコンは異物な訳ですから、シリコンの周りに膜が出来て、固くなってしまう場合があります。
また異物が入る為、胸自体が収縮してしまう可能性があるので、一度入れたら半永久的と言う訳ではありません。
それに術後のマッサージも必要らしいので…痛いんだろうなぁ(涙)

・後背筋皮弁法
自家再建と呼ばれる種類の再建法です。
背中の筋肉・脂肪・皮膚を剥がし、血管が通っている筋肉の一部をつなげたまま回転させて胸に移動します。
…って書いても良く解らないよなぁ(苦笑)私も実際の本などで何となく分かった感じがするだけなので…(焦)

・腹直筋皮弁法
後背筋皮弁法と一緒で、自家再建と呼ばれます。この場合は腹の筋肉や皮膚・脂肪を使います。

どの方法を選ぶかはその方次第だとは思います。
ただ再建までの時間と費用は莫大になりますので、覚悟を決めてやった方が良いと思います。

ちなみに再建を断念した私はブラジャーにシリコンパットを挿入するタイプで片胸を補っています。
ある意味それでも充分生活は出来ますよ(笑)

参考文献:気になる乳がん By 集英社健康百科