Phase7:手術や治療はどんな事をするの?

乳がんを診断された時…当然ショックは計り知れないものがあります。
けれど「じゃあ何をどうしたら良いの…」と悲観に暮れるのは短期間で済ませましょう。
決して冷たい事を言う訳ではありません。
早い治療が早い社会復帰に繋がり、後述しますがQOLにも繋がる事になります。

ですから、泣いていないで考えてください、前を向いて。

乳がんと診断された後、アナタは色々な説明を主治医から受けている筈です。
それがインフォームドコンセントです。
「何ですか?その言葉?」
とおっしゃる方に簡単に説明すると、医師が勝手に治療方法を決めるのではなく、
患者さんと医師が共に病気についての理解をし合い、
その人にとっての最善の治療を行う為に重要な行為であります。

色々な患者さんがいる中で、このインフォームドコンセントを行うは医師側も大変な作業です。
例えば全摘(乳房切除術)でないと悪性腫瘍を取り除けない人にも関わらず、「温存治療でやりたい」と言えば、
それに対してのリスクの説明もしなくてはならないですし、非常に難しい問題だとも言えるでしょう。

ただ考えて欲しい事は、
「アナタの命を救いたい」と言う事が大前提なのです。

私は散々悩んだ挙げ句、全摘手術を受けました。
これは女性としてかなり辛い選択でもあり、苦しい選択でもありました。
けれど、ここで温存にしてしまったら、恐らく転移や再発は避けられなかったですし、
同じ全身麻酔で手術をするのなら、一度で済ませたかったと言うのが本音でした。
それに。片胸なくても恋愛は出来ますし、生活は出来ます。
だからこそ、私的には術痕は「戦った証」だと思う事にしています。

さて本題までが長かったですが、ここからは治療法を決めるのに非常に重要です。
良く読んで、自分なりの結論を出していただければ幸いです。


【治療方法を決めるまでの経過】

・治療前に確定診断出来たしこりの場所や大きさ、
予測される乳房内のガンの広がり具合・転移・悪性度を主治医から説明を受けます。

・手術法についての説明を受けます。 乳がんの手術には幾つかの方法があります。
主治医からの術式の提案がありますが、何故その術式が良く、その手術が必要かの説明を受けます。
・主治医からの提案以外の術式でのメリット・デメリットの説明があります。
・手術中及び術後の病理診断によっては、手術方法の変更を余儀なくされる事もあります。
そういった詳細説明も併せて受けます。
・手術後に予測される合併症の説明もあります。
・手術とそれに合わせた治療法についての説明(ホルモン治療や放射線治療等)
・手術以外の治療法を選んだ時予測されるであろう結果などの細かく説明を受け、
手術の方法や術後の治療法をチョイスする材料とします。

手術(私の場合は3泊4日でしたが、平均的には1週間程度の入院となります)

・手術で摘出した組織の病理検査の結果を聞きます。
(病理診断にてガンの広がり具合やガン細胞の性質・残存ガンの可能性・転移の状況など)

・手術後の治療(抗ガン剤・放射線治療・ホルモン治療)の必要性と有無を聞きます。
・病理検査を元にした術後の治療方針の説明を受けます。
・選択出来る治療法とその効果・副作用の有無・治療期間についての説明を受けます。
・アナタの現状に対して適すると思われる治療法の提案があります。
・主治医が勧める治療法以外を選択した場合の問題点の説明があります。
・手術後の検査スケジュールのアドバイスを受けます。

治療開始!となります。